7月15日、全年齢を対象にした「第2回JQSグランプリシリーズ」の予選が全国で開催されます。第2回大会の開催を前に随時、「第1回JQSグランプリシリーズ」の参加者から寄せられた体験記をお届けします。
初回はクイズ初心者ながらトップリーグ入りを果たし、第3戦では早押しを2位で抜けて決勝ラウンドへの進出も果たしたタカハシマコトさんの体験記です。
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クイズを始めたのは2017年
私が、初めて早押しボタンを押したのは、2017年、メディア関係者向けに開催された「クイズ体験会」でした。クイズ研究会やサークルに所属したこともなく(夢にも思わず)、クイズ番組もあまり見たことがなかったので、本当にちょっとした気の迷いでした。
ところが、ビギナーズラックでその会で優勝してしまい、クイズの楽しさに目覚めることになります。その1年くらい前から競技かるたを始めて初段になっていたので、「音を聞いて体を動かす」ことに慣れていたのも大きかったと思います。
背伸びする気持ちでJQSグランプリに参加
その後、『アタック25』や『クイズ99人の壁』に出場するようになり、ちょっと背伸びするような気持ちでJQSグランプリ予選を受けてみたところ、まさかのトップリーグで参戦することが決まったのです。
グランプリ予選の問題は、一般教養と時事。元素周期表や88星座の名前を覚えた経験がない私でも、楽しんで解くことができました。問題数が多いので、時間はちょっとギリギリでしたけど。
初心者でも、手練れのクイズプレイヤーと戦える
トップリーグは全3戦(+成績上位者によるグランプリファイナル)。インターネットテレビのカメラも入った本格的なスタジオです。さすがにトップリーグはクイズサークルに所属している方、クイズ大会で上位の方が多く、初戦はボードクイズ最下位で予選落ちでした。ビギナーズラックは、続くものではありません…。
でも、2戦目ではボードを突破して早押しに、3戦目では早押しを2位で抜けてまさかの決勝ラウンドに。JQSグランプリの問題は、(私はあまり詳しくないのですが)いわゆるクイズ大会でよく出題される「ベタ問」と呼ばれるようなものではないようです。もしそんな問題ばかりなら、クイズ初心者の私が勝負できるはずもないのですが、問題のバランスがよいため、一般常識だけでも手練のクイズプレイヤーと戦うことができる。これは、JQSグランプリの一番の魅力だと思います。
新しい世界が開けた
私が編集長を務めるニュースサイトしらべぇでは、今年から1日5問のクイズ記事を配信しています。私が問題をつくっていますが、こうした新しい世界を開くことができたのも、JQSグランプリはひとつの大きなきっかけとなっています。今年も、新たな挑戦者と戦えることを楽しみにしています。
(タカハシマコト)
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第2回JQSグランプリシリーズの参加申し込み締め切りは6月30日。エントリーはこちらからどうぞ。
写真=いずれも日本クイズ協会
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