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「第17回勝抜杯」でのプレゼンについて

2017/05/10 blog

こんにちは。日本クイズ協会会長の齊藤喜徳(さいとう・よしのり)です。

 

初回のアップから少し間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。今回は「お知らせ」ページでも告知させていただいたとおり、5月3日に大阪で開催されたクイズ大会「第17回勝抜杯」の会場において、日本クイズ協会が行った協会の目的や理念、事業計画などについての説明会の内容を、ご紹介します。

 

詳細に入る前に、まずは説明会という機会の提供を申し出てくださった大会の主催者である三木智隆さんに改めて感謝いたします。そして本来であれば大会に向けたクイズの勉強や、大会参加者との交流などに充てるべき昼休みの貴重な時間を割いて、私たちの説明に耳を傾けてくださった参加者のみなさんにも御礼申し上げます。

 

それでは説明会の内容について、ご紹介します。まず当日の登壇者は、齊藤と、協会理事である市川尚志と西田篤史の計3名。説明時間は約20分で、私からは協会の目的や理念のご説明と、その実現に向けた今年度の事業計画についてのご紹介。続いて市川、西田からは協会公式クイズスケジュール管理&結果報道サイトの「一心精進」を軸に展開するWebサービス事業について、ご説明をさせていただきました。

 

今回、こちらのブログでは私が口頭でご説明した内容を、ほぼそのままご紹介いたします。市川、西田からの説明内容については「一心精進」に、当日使用した資料のファイルがまもなくアップされてますので、そちらをご覧ください。また、私からの説明内容を含め、説明会後に現場で参加者のみなさんから寄せられたご意見、ご質問に対するお答えをまとめたFAQページもございます。併せてご参照ください。

 

【勝抜杯でのプレゼン内容】

 

さて、私からは協会の目的や理念として、現在クイズを楽しんでいるみなさんのためになることを行うことが大前提であるとした上で、一般社団法人という法人の組織を設立したからには、それだけではなく、世の中の役に立つこと、社会貢献を行う必要があるということをお話させていただきました。

 

公式サイトでも謳わせていただいているとおり、クイズに関する様々な活動を通じて、広く文化の普及と発展、特に青少年教育の振興に寄与することが、日本クイズ協会の目的であり理念です。

 

では、そうした社会貢献を目的や理念に掲げる日本クイズ協会が行う事業とは、一体どんなものなのか?ということについて、2017年度に予定している計画の一部をご紹介しながら、ご説明させていただきました。

 

まず喫緊の課題として取り組むべき事業は、クイズの初心者、特に高校生以下の子どもたちが、安心してクイズを楽しむことができる受け皿の提供や環境の整備です。いよいよ2ヶ月後に迫った競技クイズ漫画が原作のテレビアニメ『ナナマルサンバツ』の放映開始と同時に、高校生以下の子どもたちを中心に、クイズへ興味を持つ人たちが、恐らく、かつてない勢いで急増するはずです。

 

しかし残念ながら現在のクイズ界が、その受け皿を十全に用意してあげることは難しいと言わざるを得ません。そこで、協会が、現在の運営メンバーを中心に、協会の目的や理念にご賛同いただけた方にもお手伝いいただきながら、そうした受け皿の提供や環境の整備を最優先で進めて参ります。

 

こうした活動が、現在クイズを頑張っているみなさんにとって、今すぐ恩恵をもたらすものではないかもしれません。しかし、みなさんが愛するクイズを、未来によりよい形で残すには、クイズの裾野を広げる必要があります。情けは人のためならずという言葉もあるとおり、クイズに興味を持ってくれた人たち、特に若い世代を受け入れることで、クイズ界に還元されるものがあるはずです。

 

また同時進行で、現在、既にクイズを学校の部活動として、真剣に取り組んでいる中高生への支援も進めて参ります。

 

協会立ち上げ以来、公式サイトなどで申し上げているとおり、協会、その代表である私の使命は、クイズが囲碁、将棋、競技かるた等と同等の社会的な地位や評価を得ると共に、文化として社会に根付き、定着できるように、社会貢献を目的、理念とする普及活動を進めて参ることだと思っています。

 

今回、限られた時間内では説明しきれなかった、その他の事業につきましても、公式サイトを通じて随時発表して参りますので、その趣旨にご賛同いただけた方には、ぜひとも協会の活動にご参加いただければと思います。

 

なお、FAQページでもご説明させていただいておりますが、事業に具体性がないといったご批判を頂戴しております。しかし、一心精進を軸にしたWebサービス事業以外の事業は協会単独で実施できるものがほとんどございません。行政機関、教育機関、民間の企業など、様々な団体や個人のお力添えが必要なものばかりです。そのため、協会が勝手に事業計画を発表してしまうと、関係各所にご迷惑をかけてしまう恐れがございます。どうしても事業計画が固まるまでは発表が難しいということを、ご理解いただけると幸いです。

 

みなさんが愛するクイズを、この先ずっと続けていくための活動を、いっしょに進めていきましょう。そしてクイズを趣味としていることが誇らしいと胸を張って言うことができる未来を作っていきましょう。

 

引き続き今後とも日本クイズ協会を何卒宜しくお願いたします。